日産証券株式会社(以下、日産証券)は、1948年に創業し、顧客本位と地域密着を経営方針とし、国内主要取引所(東京証券取引所、大阪取引所、東京金融取引所」、「東京商品取引所」、「堂島取引所」)の取引参加資格を有する証券会社です。
めまぐるしく変化する経済環境や金融情勢に対応すべく、M&Aによる業容の拡大に積極的に取り組むとともに、海外金融法人や事業法人向けに、取引ニーズへのきめ細かい対応等の独自のサービスによるホールセールビジネスを展開しています。
ホールセールビジネスでは、国内のみならず、主要な海外デリバティブ市場での取引も提供されており、金融機関、ヘッジファンド、プロップファーム、商社やメーカーなどの事業会社など、幅広いお客様をサポートされています。
日産証券は長きにわたりCQGのFCMパートナーでいらっしゃいます。
今回、日産証券 法人部の長森大茂様にお話を伺いました。
長森様はデリバティブ市場における国内外のブローカーで、法人営業のキャリアを長い期間積んでいらっしゃいます。日産証券では、3年以上前から法人部に在籍され、国内外のお客様を対象とした新規顧客への営業活動、口座開設からお取引のサポート全般に尽力され、幅広くご活躍されていらっしゃいます。
本インタビュー記事内に掲載されている弊社製品(CQG Integrated Client, CQG Spreader, CQG QTrader およびCQG Desktop)については、製品比較表よりご覧いただけます。
「昔から広く使用されている信頼と安心」
CQGオーダールーティングサービスを導入したきっかけを教えてください
お客様にはご提供可能な取引端末を提示して選んで頂くのですが、弊社のお客様は取引経験のある法人がほとんどです。そういったお客様は、今までと同じ取引端末を使用したいとのリクエストが大半を占めております。
CQGの最初の導入についても、お客様から「CQGの端末を今まで使用していたため、同じ端末で取引をしたい」とのリクエストを受けた事がきっかけです。私が日産証券に入社する前のことなので、同僚に確認した話ですが、お客様からの声が無ければ新しい取引端末を導入いたしませんので、お客様からのリクエストがきっかけとなりました。
CQG取引ツールを導入していただいた最近の事例を教えてください
弊社のお客様より、取引を始めるにあたり市場の価格などを分析しながら、注文を発注したいとのリクエストがありました。 QTraderを導入し、Excelにモニターしている市場の価格を落とし込むことで、発注だけでなく市場の分析等も同時に行なっております。
CQGサービスのどのような点を評価していますか?
CQGは製品の幅があるので、色んなタイプのお客様に勧めやすいです。エントリーレベルの方にCQG Desktopの紹介、アドバンスなユーザーにはCQG Integrated ClientとCQG Spreaderをご利用頂くケースもありますし、お客様のカテゴリーに合わせて選択できることが魅力の一つだと思います。
また、新しくお取引を始められるお客様の場合、CQG社の取引端末は導入コストがリーズナブルであるため、お勧めしやすくなっております。
CQG取引ツールの実際の活用事例を教えてください。また、よく使われている機能などはありますか?
商社など、社内に何人ものトレーダーを抱えている会社の場合、トレーダーごとに特徴があります。 市場分析をしながら取引するトレーダーは QTraderを使用したり、市場価格だけではなく独自の分析等を加味して取引しているトレーダーは、発注機能を主に使うためCQG Desktopを使用したりと、トレーダーの使用目的によって取引端末を選んでいる印象があります。
先物取引とオプション取引の合成ポジションにて、お取引して頂いているお客様なども昔からCQGの取引端末を使用しています。 また、多数の市場での価格差を取引するような、アービトラージ中心のお客様の場合は、CQG Integrated ClientにSpreader機能を追加することで価格差の鞘取引をする際に、CQG Spreaderを使用しております。 お客様カテゴリー、取引手法などで、色々な端末のバリエーションや、選択肢を持つことができるため、お勧めしやすいかと思います。
先物取引とオプション取引の合成ポジションにて、お取引して頂いているお客様なども昔からCQGの取引端末を使用しています。 また、多数の市場での価格差を取引するような、アービトラージ中心のお客様の場合は、CQG Integrated ClientにSpreader機能を追加することで価格差の鞘取引をする際に、CQG Spreaderを使用しております。 お客様カテゴリー、取引手法などで、色々な端末のバリエーションや、選択肢を持つことができるため、お勧めしやすいかと思います。
CQGのサポートについてどのように感じられますか?
すぐに電話もつながるし、いつも親切にサポートして頂いて大変満足しています。 私が管理端末を使用する際に分からないことがあっても、親切にサポートしてもらえるため、お客様ごとの細かいカスタマイズをすることが出来ます。またお客様に何かあったときには、迅速にトラブルシューティングを行なうことができますので、大変助かっております。
日産証券様のお客様へのサポート対応についてはいかがですか?
取引端末を決定する前にデモを使わせて頂いたのですが、その際にサポートチームの方から直接お客様に使用方法を教えて頂き、その中でお客様の追加のニーズに合わせたご提案もして頂きました。
取引端末を決定する前にデモを使わせて頂いたのですが、その際にサポートチームの方から直接お客様に使用方法を教えて頂き、その中でお客様の追加のニーズに合わせたご提案もして頂きました。
今後、CQGに期待することを教えてください
法人顧客向けの営業をしておりますので、お客様の大半は既に市場の知識、取引経験が豊富な方たちです。ただ最近は不安定な市場の動きからか、今まで先物やオプションなどでヘッジをする想定がなかったタイプのお客様、おもにメーカーからのお問い合わせもいただいております。原材料の高騰によるヘッジが目的になっているようです。そのようなライトユーザー向けに商品展開があるのが、御社の端末だと思います。また、CQG Desktopよりもさらに簡易バージョンの端末があれば、今後のポテンシャルベースでのお客様獲得の際にお勧めしやすい端末になるのではないかと思います。
トレーダーが嫌がるケースの一つとして、使い慣れていない取引端末に変更されることがあります。他の取引端末から変更になった場合、当初慣れるまでの使い難さは当然あると思いますが、慣れてきたことに変更して良かったと思ってもらえるような端末であって頂ければと思います。
※長森様には2022年5月にインタビューをさせて頂きました。 長森様、ありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。