岡地株式会社様

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岡地株式会社は、昭和26年の名古屋繊維取引所の開設と同時に創業し「顧客と共に明るく和して豊かさを」という経営理念に基づき「大阪取引所」「東京商品取引所」「堂島取引所」の取引参加資格を有しながら、海外の主要な先物市場(米国(CMEG/ICE)、欧州(EEX/ICE EU)、シンガポール(SGX)、中国(SHFE/DCE)など)へのアクセスを可能としている商品先物取引業者です。

創業以来70年以上にわたって商品先物取引に関わり業界を牽引し、商品先物市場の歴史と共に歩んできました。

国内外の市場を利用した資産運用、先物ヘッジ取引はもちろんのこと、プライスマッチング、ブロック取引などをはじめ、現物受渡の仲介や輸出入業務、物流手配、倉庫保管代行業務などに関する知見も豊富で、法人、個人のお客さまそれぞれに合わせたサービスを提供しています。

岡地株式会社ホームページ

今回、岡地株式会社 取締役の川崎敬太様にお話を伺いました。

川崎様は1992年に岡地株式会社に入社され、当時は海外事業部で海外からの受託を担当されていました。1997年からはマレーシアの支社に移り、パームオイルをメインにマレーシアの先物、国際商品(シカゴやロンドン)の商品取次業務を取り扱い、また、マネジメント業務を担っていらっしゃいました。その頃、2000年頃にそれまでフロアトレーディングしていたものが電子化されてきた流れがあり取引システムに関しての関わりが始まったようです。2019年に日本に帰国され、トレーディングインフラ周りを引き続き担当されています。

駐在されていた期間(1997年から2019年まで)の、マレーシア市場や、先物市場の変化について、お話をお聞きしました!

「KLCE(クアラルンプール・コモディティ取引所)商品専門の取引所があり、主な取り扱いの商品はパームオイル、ゴム、錫などがありました。当時のマレーシアはゴム生産が世界でトップ3位と言われていましたが、どんどんパームオイルにシフトしていき、ゴム先物取引の市場としての役目を終えた結果、代わりにパームオイルがメインの市場として育っていきました。その間、金融先物が入ってきたり、現在のBursaがマレーシアの証券取引所と吸収合併し、その中のグループの一部門Bursa Malaysiaデリバティブという形でデリバティブを金融商品問わず扱うようになりました。

2000年代に入りフロアから電子化になった後、当初はEuronextやDeutsche Boerseの取引所システムが採用されていました。今の形に至ったのが2009年9月でCMEがBursaの株式の25%を取得、マッチングエンジンがGlobexに変更され、DMAという形でそれぞれブローカーが各自の選択で取引システムを使うようになりました。当初フロアからすぐ移ったときは、取引所のマッチングエンジンに合う取引システムが取引所から提供されていました。テクノロジーの進化とともに、マッチングエンジンや取引システム含めて、1取引所や1国だけで発展させていくのはむずかしく、元々あるルールに沿ってカスタマイズされたシステムはテクノロジーの進歩に対応できなくなってしまうというジレンマがありましたが、DMAの導入で初めて我々はISVのシステムを使い始めました。」

「CQGが取り組むAIを使ったMachine Learning取引やアルゴに期待」

Q:CQGオーダールーティングサービスを導入したきっかけを教えてください。

最初は別の会社のシステムを使っていました。それは、当時アジア向けにマーケティングに一番最初に力を入れていた会社で、コマーシャル的にも有利なものが出ていたからです。そのシステムは最低限のことはできたのですが、サーバーを自社でメンテナンスするなどのコストの問題、BCPの考え方、B2Bの広がりの中で欧米のFCMとのつなぎ込み、競争力の強化などを考慮し、2012年にCQGを導入しました。
CQGでは自社でサーバー等のインフラを持たなくてよかったのと、契約形態もそこまで負担が少なく、導入のハードルがそこまで高くなかったのも導入した理由の一つでした。入れ替えの時に、当時の営業担当が一緒に東南アジアを回り、必要であればシンガポールオフィスからもサポートしてくれたことで導入が非常にスムーズに捗ったことも一つ大きな理由として挙げられます。

Q:CQGオーダールーティングサービスを導入したことで、どういった影響・効果がありましたでしょうか。

弊社をブローカーとして使うにあたり、弊社の受託部門が電話で発注を受けて、CQGシステムを使って発注することもできるのですが、そうではなく、基本的にはユーザーに直接CQGを配布して使ってもらい、彼らが彼らのリスクで注文を入力するというスタイルになるので、最初は少し抵抗がありました。
手数料の他に、Execution Riskを自身で負わなければならないことについての抵抗があったのですが、値段やクオートの透明性やリアルタイムで常にマーケットが追える状況で手間とコストと時間もかけずに出したいと思った瞬間に取引注文が出せるのは大きなアドバンテージでしたし、マーケット自体の流れも徐々にそうなっていきました。ユーザーフレンドリーなGUI、スピードやレイテンシーといった点で、トレーダーそれぞれ好みが分かれていった中でも、CQGは比較的に評判が良かったので使い続けてきました。

Q:CQG取引プラットフォームを導入して頂いた最近の事例を教えてください。

通常の新規法人顧客への提供は継続して行っていますが、中国を含むアジアや欧米市場への接続も確立しているので、今後は取次先を多くの国際市場に拡大して利用させて頂きたいと思います。

Q:今後、CQGに期待することを教えてください。

トレーダー達からのリクエストとしては、アルゴリズム注文をより簡単にカスタマイズ可能な形でオートメーションのプログラムといったものを各それぞれのトレーダーが気軽に設定出来るようになればうれしいとのことです。なので御社が現在取り組んでいるAIを使ったMachine Learning Tradingやアルゴを使用出来る日を心待ちにしております。

※川崎様には2024年3月にインタビューをさせて頂きました。 川崎様、ありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。