本記事では、先物、オプション、カレンダースプレッドにおけるCQG上の銘柄コードの構成と検索方法を紹介します。
(CQGでは独自の銘柄コードを設定しています。他ベンダーの銘柄コードとは異なりますので、ご理解のほどお願いいたします)
先物
先物の銘柄コードは、「銘柄シンボル+限月コード+年」で構成されています。
(例) JNKZ23→OSE日経225先物 2023年12月限
限月は、月を表すコードでの入力または、「?+番号」にて何番限かを指定することができます。
限月コード一覧
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
F | G | H | J | K | M | N | Q | U | V | X | Z |
番限例:JNK?(中心限月) JNK?1(第一限月) JNK?2 (第二限月)
オプション
オプションの銘柄コードは、「C(コール)/P(プット).+銘柄コード+限月+年+権利行使価格」で構成されています。
(例) C.JNKZ2334625→OSE日経225コールオプション 2023年12月限 権利行使価格34625円
カレンダースプレッド
カレンダースプレッドの銘柄コード構成は、「銘柄コード+レッグギャップ+限月+年」となります。レッグギャップとは、限月間同士を指し引いた値になり、例えば「S1」は、銘柄コードに記載された限月とその次の限月間におけるカレンダースプレッド、「S3」であれば、銘柄コードに記載された限月とその限月から3つ離れた限月間におけるカレンダースプレッドを意味します。
(例) JGBS1Z23 買い→OSE日本国債先物 2023年12月限(買)-2024年3月限(売)
JGBS3Z23 買い→OSE日本国債先物 2023年12月限(買)-2024年9月限(売)
また、カレンダースプレッドの種類によって、レッグギャップの文字が異なります。Reverse calendar spreadでは、レッグギャップの文字は「W」になります。この場合通常とは逆になり、リバース・スプレッドを買うと、原市場での取引は期先買い、期近売りとなります。
(例) JNKW1Z23 買い→OSE日経225先物 2023年12月限(売)-2024年3月限(買)
ストラテジーやアウトライトより小さいチックサイズのカレンダースプレッドである、Reduced tick calendar spreadでは、レッグギャップの文字は「R」になります。
(例) TYAR1Z23 買い→CBOT10年米国債先物 2023年12月限(買)-2024年3月限(売)
銘柄コードの検索方法
1.CQG Integrated Client/CQG QTraderユーザー
画面右上から「Symbols」>「Symbol Search」をクリックします。
Symbol Search画面左上の検索ボックスに銘柄のキーワードを入力するか、画面左の取引所一覧から取引所にチェックを入れることで銘柄を検索できます。検索結果の「Symbol」列に表示される銘柄コードをチャートや板画面に入力します。※Symbol列に表示される銘柄コードの「F.US.」は、コード入力には不要です。
カラムはそれぞれクリックすることで昇順/降順にソートすることができ、検索結果の「Volume」カラムを降順にソートし、出来高順に並べ替えることにより、主要な銘柄の検索に役立てることができます。
また、「Exchange」ボタン横の をクリックすることで、アセットクラスや地域など、様々なジャンルで銘柄を検索できます。例えば、アセットクラスの「Strategy」にチェックを入れると、カレンダースプレッドなどのストラテジー取引銘柄を検索できます。
2.全ユーザー
以下のウェブサイト(英語)から取引可能な銘柄コードを検索できます。
https://www.cqg.com/partners/exchanges/tradable-symbols
Webサイト上部の検索ボックスに銘柄のキーワードを入力したり、サイト左の取引所名やアセットクラス、ストラテジー名にチェックを入れることで、該当する項目における銘柄を検索できます。検索結果の「Symbol」列に表示される銘柄コードをチャートや板画面に入力します。※Contract列に表示される銘柄コードの「F.US.」は、コード入力には不要です。