DeMark指標はCQGにて提供をしているサードパーティのスタディでもっとも人気があるスタディです。
そのようなこともあり、わたしもDeMarkの一連スタディの中でも人気のひとつSequential®を見てみることにしました。
このスタディの原理は比較的に正攻法といえます。
タートルズといっしょに知られてはいますが、このスタディを組み込んだプログラムの依頼があると、
リスクとシグナルの条件をどのように設定をするか大変多く様々なリクエストがあります。
Sequentialのロジックは以下のようになります:
アップトレンドにおいて、終値が4本前のバーの終値よりも高い場合、このスタディはSetup®フェイズを始めます。
Setupフェイズの始まりは青い数字1にて表され、9本の連続したバーにて終値が4本前と比べて高いと、
青の9が表示されSetupフェイズが完了します。
Setupの完了のサインとして、矢印が数字9の上か下に表示されます。
Setupフェイズは条件設定でき、そのタイミングみて取引ができますが、
わたしは次にCountdown®フェイズを取り上げようと思います。
Setupの完了後、終値が二本前と比べ大きい場合、赤い数字1が表示されます。
この条件が続くと、新しい数字が表示されていきますが、このパターンの数字は連続するわけではありません。
Sequentialとは対照的に、CountdownはSetupフェイズ内でも発生するため、
青と赤の数字は同時に表示されます。
赤の数字が13まで表示されると、このカウントは終了されトレンドの反転が起こるようになります。
Countdownスタディの条件を変えると、本当にたくさんの異なる設定とコンディションに対応をします。
ただし一般的な初期設定としては、数字の13が表示された際には、その13のバーは8のバーより
大きな数値となっているはずです。
そうでなかった場合、13が表示されていたバーの上に星印のマークが表示されます。
13バーの終値が8バーの終値より高くなるか、反対方向に向かったSeupが完了するまで
Countdownは停止します。
そうすると全ての赤の数字表示がなくなり、再度同じプロセスが始まります。
ただし、数字が赤の13まで到達した場合、その他の共通の初期設定はTDリスクラインよりリスク定義したものとなります。
リスクレベルは13になったバーの範囲や13バーがトレンドの完全な高値にあるかどうかにより大幅に変化します。
これは取引される可能性のある枚数に対して密接な関係を持ちます。
パート2ではS&P E-miniの日中足チャートを使ってご説明をします。
(筆者)ショーン・ダウニー
CQGテクニカルアナリスト、Trading Timeの著者。16歳の時にRudolf Wolff コモディティブローカーにて取引のキャリアを開始。7年後、Fulton Prebonにて債権の取引をする。その後、ロイター社に入社しGlobexのプラットフォームのチームの発足とデザインに従事。また海外取引所・債権・オイルそして45市場をカバーする株式指数についてのデイリー・ウィークリーのコメンタリーを書く傍ら、CQGにてテクニカルアナリストとしてテクニカル解析の教育・コンサルティング・促進を世界中にて行う。
このページは Qualifying TD SequentialR, Part 1 を意訳したものです。原文の意図と異なる場合があります。
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